掲題の講演会に関して、下記の通りご案内申し上げます。

              記

消せるものか沖縄戦「集団自決」
―沖縄県民大会11万人参加が意味するもの―


 文部科学省が来年度の高校歴史教科書の検定において、沖縄戦での「集団自決」(強制集団死)の日本軍強制の記述を削除させたことに対し、沖縄県民は9月29日、11万6000人の結集の下に県民大会を開催し、政府文部科学省に抗議し、検定意見撤回と日本軍強制の記述復活を求めました。
 文部科学省があえて歴史をねじ曲げウソを教えさせようとした意図は何だったのか、それは、「集団自決」「スパイなどとして住民虐殺」などの事実を消し去り、日本軍の名誉を回復し、戦争のできる国づくりを進めていくための地ならしではなかったでしょうか?
 今回、この教科書検定問題と、問題になっている沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)の実態、そして今日の米軍基地をはじめ沖縄と日本をめぐる問題について、琉球大学教授であり、政府文部科学省への抗議行動で中心的に活躍されている高嶋伸欣さんをお招きして、福岡で講演をしていただくことになりました。ぜひ、多くの方の御参加をお願いします。

日時:2007年12月2日(日)
    13:20~ ビデオ上映  14:00~ 講演

場所:チクモクビル7階ホール
    福岡市中央区天神3丁目10-27 (KBC前)
    地図:http://www.k3.dion.ne.jp/~kikaku-g/photo/map.gif
    西鉄福岡駅より徒歩15分
    地下鉄天神駅より徒歩10分
    西鉄バス那の津口バス停より徒歩3分
    ※お車の方は近隣の有料駐車場をご利用下さい

講師:高嶋伸欣(たかしま・のぶよし)さん
    琉球大学教育学部教授
   「沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会」   共同代表 沖縄平和ネットワーク代表世話人

 1993年筑波大学附属高校での授業を元に執筆した「高校現代社会」教科書(一橋出版)が、教科書検定で不合格処分を受ける。同年6月横浜地裁に処分取り消しをもとめ、第二の教科書訴訟を提訴。琉球大学の教員を中心とした沖縄・地域版教科書を作成中である。
 1980年代初期から何度もマレーシアに通い、日本軍の中国系住民に対する無差別大量虐殺を調査してこられた。

参加費:一般800円/高校生300円/中学生以下無料

主催:12・2高嶋伸欣さん講演会実行委員会
 賛同団体:NGO「人権・正義と平和連帯フォーラム」
      ふくおか自由学校
      アフガン・イラク戦争を阻止する実行委員会
      子どもを戦場に送らない!9条の会・ふくおか
      女たちのデモ実行委員会
      核・ウラン兵器廃絶キャンペーン福岡(11/10現在)

呼びかけ:沖縄とむすぶ市民行動・福岡
   〒813-0042 福岡市東区舞松原5-27-25 おかもと小児科クリニック 気付
   TEL:090-1364-2261(木下)
   E-mail:okimusu@fukuoka.nifty.jp